退院

在宅ターミナルケアにあたって、やることはたくさんあった。

退院までの大まかな流れは下記の通り。

①主治医からの宣告

②病院の退院支援社会福祉士との顔合わせ

③地域支援センターへの申請

④介護認定審査員の来院、審査

⑤ケアマネの決定

⑥訪問医、看護師の選定

⑦病院での関係者顔合わせ

(患者、家族、主治医、病棟看護師、退院支援福祉士、ケアマネ、訪問看護師、介護用品会社営業)

⑧退院

④⑤⑥は退院支援社会福祉士が窓口となり、地域支援センターと連携、日程の調整も行なってくれた。仕事が忙しい時期だったこともあり、社会福祉士の方の動きの良さには大変助けられたし、柔らかな対応は心休まるものだった。

家族側の窓口は私が担当した。父は工場を経営しているがいわゆる町工場で連絡係は苦手そうだし、姉は社会経験がないため、私が適任と思ったからだ。私は仕事と育児があるので、お見舞いにもそれほど行かれず、母の精神的なケアは父、姉がしてくれていた。家族内で誰が何をするのか明確にするのは大切だと思った。また無理があったら我慢せず相談することも。